【おしらせ】インターンシップを行いました
4年程前より、お声がけいただき「北海道札幌琴似工業高等学校」様のインターンシップ制度に参加させて頂いております。
毎年、2年生の生徒さんをお招きし、主として電気工事の業界・業務をご体験頂いてます。
当社も不慣れながら、どのようにすれば生徒さんに伝えられるのかを模索しておりますが、
今年は、社長の計らいで、当社の関連施設の改装工事(自社施工)の現場が用意出来ました!
もう、好きなことが出来ちゃいます!(笑)
という事で、今年は3名の生徒さんに、実際に色々工事作業を体験頂けるカリキュラムをご体験頂きました。
※実施期間中は、物理的に電路を遮断し、通電されない環境で行いました。
1.【一日目】座学
「電気工事会社について~どういう仕事をするの?~」
電気関係の会社と言っても、色々な業種があります。
電気を作る発電所から、電柱に電線を張って街や
住宅に電気を届ける工事屋さん、
照明やコンセントなどをつける工事屋もあれば、
電気器具を作るメーカーさん等。
どんな電気の仕事があるか、知って頂きました。
「建設業界で働くという事~役目や資格・技能~」
現代では色々な構造物があり、例えば一つの建物を
建てるにも、電気屋以外にも色々な工事屋さんが
集まって、チームワークで作り上げていきます。
また電気一つとっても色々な資格があり、また
多様な技能が求められます。
「安全教育「安全について~“工事”という仕事~」
何より、自分の体が資本です!危険が付きまとう
仕事ですが、長い歴史の中、それらから身を守る
術も作られてます。その術を学んで頂きました。
2.【二・三日目】就業体験(照明器具・コンセント等の器具交換)
始業前KYミーティング(KY=危険予知)
まずは、これから行う作業内容の確認と、危険が
潜む場所や作業、それらによりケガをしない為の
対策などを、意見を出し合い検討します。
また、実際に工事屋の必須アイテム”腰道具袋”に
工具を装填し、装備してもらいました。
(結構重いんですよ、コレ)
主開閉器盤の見学
どんな建物も、必ずある最初の配電盤。電気の入口
について学んで頂きました。
既設照明器具撤去の実演
交換する古い照明器具を取り外します。
まずは、技術者がお手本を見せます。
器具撤去の体験
続いて、生徒さんに実際に器具を取り外して
頂きました。
新設器具の開梱作業
一方、もう一人の生徒さんに新しく取り付ける器具の
準備作業を体験頂きました。
このような軽作業も効率良く安全に工事を進める上で
重要な役割なんです!
器具の取付金物制作
出来上がった器具を取付ける作業もあれば、現場の
状況に合わせて、加工する部材もあります。
新しく器具を取付けるためのボルトを必要な長さに
切断して準備します。
取付金物の取付
用意した取付金物を設置して頂きました。
新設器具の受渡し
新しい器具を取付けるため、作業をする人への受渡を
行っていただきました。新品なので傷をつけることは
できません。声を掛け合って、しっかり受渡ます。
新設器具の取付
しっかりナットをまわし、でも締め付けすぎない様
絶妙な力加減で、取付けていきます。
検電確認・配線接続
いよいよ電気を送る配線を器具に接続します。
ですがその前に、電気が流れていて感電の危険が
ないか確認をします。
(電路を閉塞しているので電気が流れることはありま
せん)
灯具装着
仕上げに灯具(LED照明なので蛍光管では
ありません)を装着し、作業完了です!
コンセント・スイッチ器具交換
同様にコンセントやスイッチ器具の交換も体験
頂きました。
清掃・後片付け
最後に、清掃後片付けを全員で行いました。
当たり前のことですが、重要な締めくくりの作業です。
入念に、切りくずなどが残ってないか確認します。
意見交換
最後に生徒さんとの意見交流をさせて頂きました。
生徒さんからの質問や、感想を聞かせて頂きました。
三日間という限られた時間の中で、どこまで臨場感を持って
いただけたのか図り知ることはできませんが、今回ご参加
いただいた生徒の皆さんの将来に役立てて頂ければと願う
ばかりです。
実習担当も「やりがいがあった。来年はもっと喜んでもらえ
るものにしたい!」と感想を語ってました。
また来年も、参加させて頂きたいと思います。
当社も、この業界の魅力をご理解いただき、一緒にお仕事を
して頂けるよう、頑張りたいと思います。
北海道札幌琴似工業高等学校の皆さま、ありがとうございました!
※なお、この度、学生様に実習頂いた電気工作物は、後日、有資格技術者により
品質点検を行い、不良個所は全数の是正を行っております。